
こんにちは。今回は、中学1年の息子をマレーシアのインターナショナルスクールに1年間留学させるにあたり、
教育委員会に実際に問い合わせた内容や、就学免除・住民票の扱いについてのポイントをまとめます。
◆我が家のケース
- 現在:地方在住
- 息子:小6の3学期から中1の1年間、マレーシアのインター校に単身留学予定
- 帰国後:中2から日本の学校へ復学予定
- 帰国時には家族で東京都内に転居予定
こんな状況の中、次のような疑問が出てきました:
- 就学免除はどの市区町村に出すべき?
- 住民票は移した方がいい?
- 子ども手当はどうなるの?
- そもそも就学免除って必要なの?
教育委員会に問い合わせた結果
私が現在住所のある教育委員会に問い合わせたところ、次のような回答をいただきました。
Q1:住民票を地方に残したままでも、就学免除できる?
→ はい、可能です。住民票のある自治体で就学免除の申請ができます。
Q2:帰国時に東京都へ引っ越す予定だけど、就学免除はどちらの自治体で?
→ どちらの自治体(地方 or 都内)でも就学免除の手続きは可能。ただし、住民票がある自治体にまず申請を出すのが一般的。
※ つまり、住民票を移す時期に応じて、手続きをする自治体が変わるということです。
就学免除とは?メリット・デメリットまとめ
◆就学免除とは
海外に住む間、日本の義務教育を一時的に免除してもらう制度です。教育委員会への申請が必要です。
◆メリット
内容 | 詳細 |
---|---|
法的に安心 | 義務教育違反とみなされず、正規の留学として認められる |
復学がスムーズ | 年齢相応の学年で復学しやすい(中1→中2など) |
教育委員会との連携 | 子どもの学籍管理が明確になり、トラブル防止になる |
高校受験で有利に働く場合も | 帰国子女枠の利用時など、証明書類が揃えやすい |
◆デメリット
内容 | 詳細 |
---|---|
所定の手続きが必要 | 教育委員会に申請書、留学先の在学証明などの提出が必要 |
成績や内申はつかない | 在籍校に通わないため、内申点は基本的につかない(※高校入試は別の方法で評価されることが多い) |
◆就学免除をしない場合
- 日本の中学校に在籍しながら海外の学校に通う「在籍扱い留学」も可能ですが、各学校や自治体によって条件が厳しいことがあります。
- 事実上、「長期欠席」や「不登校」として扱われてしまうことも。
◆住民票と子ども手当の関係
ポイント:
住民票を海外に移す(転出届を出す)と、子ども手当の支給対象外になります。
住民票の状態 | 就学免除 | 子ども手当 |
---|---|---|
日本に残す | ✅ 可 | ✅ 継続支給される(要条件) |
海外に移す | ❌ 不可 | ❌ 打ち切り対象になる可能性が高い |
◆まとめ:我が家の判断ポイント
項目 | 我が家の対応 |
---|---|
住民票 | 日本(地方)に残す予定 |
就学免除 | 地元教育委員会に申請予定 |
子ども手当 | 継続受給の予定(住民票残すため) |
帰国後の転居 | 中2進級時に東京都へ住民票を移す予定 |
高校受験 | 帰国子女枠や中2からの内申を活用予定 |
💡もっと詳しく知りたい方へ
この記事では我が家の体験をもとに、就学免除や住民票の基本についてまとめましたが、
実際の手続きの流れ、教育委員会への問い合わせ文例、PDFでチェックできる「就学免除・住民票・子ども手当」の保存版まとめなど、
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👇有料noteの内容(一部):
- 就学免除をスムーズに通すための手順と提出書類
- 住民票を「残す or 移す」でどう変わる?制度の違いを図解で解説
- 地方&都内の教育委員会に問い合わせた実際の回答文(テンプレート付き)
- 子ども手当を確実に継続受給するためのポイント
- 留学から復学までのスケジュール例・注意点
- \保存版PDFつき!/「中1留学の準備と手続き」早見表&問い合わせ文例
お子さんの留学を考えているご家庭や、
「制度が複雑で不安…」という方にとって、実践的に役立つ内容を詰め込みました。
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◆最後に
「中1の1年間を留学させる」という選択は、普通の進路とは少し違います。
でも、制度を理解して、手続きをしっかり行えば、日本での進学にも不利なく戻ってこられることがわかりました。
同じように悩んでいるご家庭の参考になれば幸いです。
私も引き続き、高校受験や帰国後の手続きについて発信していきます!
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