
小学校6年生の1月から中学2年の新学期まで、1年3ヶ月の予定で子どもをマレーシアのインターナショナルスクールに単身留学させる——。
決断したときは、
「現地でもきちんと授業を受けるんだし、日本の中学に復学すれば内申はそこからつけられるだろう」
そんなふうに、正直あまり深くは考えていませんでした。
でも、義母(元・中学校教員)から言われた一言で、はっと気づきました。
中1の出席日数も、内申の対象になる可能性があるのよ。
推薦や私立を考えてるなら、ちゃんと確認しないとダメよ。
さっそく私は、出席日数と内申の関係について、調べはじめました。
内申点ってなに?どこまで影響するの?
高校受験で使われる「内申点」は、主に中学3年間の成績や態度、出席状況などを評価したものです。
でも、実際に高校受験に使われるのはどの学年の成績か?というと、都道府県や高校によって異なるのです。
- 公立高校の推薦:中学1年〜3年の成績が対象になることも
- 一般入試:中学3年の成績のみという学校も
- 私立高校の推薦:中2・中3が重視される傾向あり
つまり、中学1年の内申がゼロ=マイナス評価になる可能性があるということです。
出席日数は「校長判断」で“出席扱い”になることも
「現地で授業を受けている」とはいえ、日本の中学校を休学した場合、日本の出席簿では「欠席」になります。
しかし、文部科学省の通知により、教育的配慮のある活動(海外留学など)の場合は“出席扱い”にできるとされています。
ポイントは、「校長の判断」であること。
出席日数を“出席扱い”として認めてもらうには、以下のような準備が必要です。
- 留学前の手続き(在籍のままにするか、休学届けを出すか)
- 学習活動の報告(現地の成績表・出席証明など)
- 保護者との連絡・相談記録
これらをきちんと整えておくことで、復学後の評価に差が出る可能性があります。
今、私たちがしていること
私たちはまず、現在の住民票がある自治体の教育委員会に問い合わせを行いました。
まだ回答待ちですが、以下の点を確認中です。
- インター校の成績・出席証明は、日本の中学校の成績に反映されるか?
- 出席日数は“出席扱い”になるか?
- 復学後、推薦や受験で不利にならないか?
次回予告
次回は、以下のような内容をお届けします。
- 内申制度の実態(例:東京都)
- 「中1で成績ゼロ」だったケースとその後
- 帰国生枠のある高校の情報
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