「子育てで忙しい専業主婦でも投資はできる?」——転勤族で働きにくい私が、パートの経験から不動産投資に興味を持ち、人生を変える一歩を踏み出した実話です。
子育てとパートのすき間に芽生えた“自分時間”
三男が幼稚園に通い始めた朝、家の中にふっと静けさが戻りました。
長男の出産から毎日が嵐のように過ぎていき、自分の時間を持つことなど「贅沢」だと思っていた私にとって、午前中だけでも自由な時間があることは新鮮で、まるで新しい世界が開けたように感じたのです。
最初に選んだのは「不動産会社の事務パート」
その自由な時間で最初にしたことは、パートに出ること。
「家にずっといるより何か役に立ちたい」という思いから、私は不動産売買専門の会社で事務パートを始めました。
勤務先を選んだ決め手は以下の3つ。
- 家から近い
- 勤務時間が短め
- 子どもの都合で休みが取りやすい
子育て優先で働ける環境は、本当にありがたかったです。
でも、このパートが私の「人生を変える転機」になるとは、その時は想像もしませんでした。
転勤族だからこそ惹かれた「動かない資産」
転勤のたびに新しい土地と人間関係に慣れる日々。
「仕事を続けられないのは仕方ない」と割り切っていた私が、不動産という“動かせない資産”に惹かれたのは、どこにいても持てる自分の軸が欲しかったからです。
事務の仕事で学んだ“投資家の視点”
職場には土地を売る人、マイホームを探す人、そして築古物件やアパートを買う投資家たちが訪れます。
私はただの事務員でしたが、物件情報をネットに登録したり、未公開物件の資料を作ったり、現地で写真を撮ったりするうちに気づきました。
「私は毎日、投資家の目線で不動産を見ている」と。
人生観を変えた2冊の本
もともと読書が好きだった私は、夜、家事が終わった後に本を読むのが習慣でした。
ある日、手に取った2冊の本が価値観を大きく揺さぶります。
- 『DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)』
- 『金持ち父さん 貧乏父さん』
「お金のために働く」のではなく、「お金を使って人生を豊かにする」——
この視点を得たことで、不動産投資に対する興味が一気に膨らみました。
“ボロ戸建て投資”という新しい扉
事務仕事で得た知識をきっかけに、YouTubeで不動産投資の動画を漁り、ネットで物件を調べる日々。
そして「ボロ戸建て投資」という言葉に出会いました。
小さなパートの経験が、投資家としての新しい世界への扉を開いてくれたのです。
次回予告
次回は、専業主婦の私が不動産投資の知識をどう学び、最初の一歩を踏み出したのかを詳しく紹介します。